「サファイア、怪我しすぎだよ・・・
僕と会ってから、まだほんの少ししかたってないんだよ・・・?
それなのに・・・・・もう何回目さ・・・・」
「し、仕方なかとでしょ!
第一、あんなところで敵襲にあうなんて、考えられんち・・・・・」
ぺろり、と先ほど敵と交戦したときに、右腕にできたできたかなり深めの傷。それを舐めて治そうとしている。
どくどくと、血は流れ出るばかりで、とまる気配は一向にない。
「やっぱり・・・・サファイア、念のためにでも血止めを塗っておこう・・・・」
「嫌」
「なんで」
「・・・・そげなもん、つけても効果ばすぐに切れる・・・・自分で舐めたほうが、なおりもはやかと「黙って」
ルビーがサファイアの話を、切り取った。
イラッ、とサファイアが苛立っているのが見えたが、生憎なことにそんなことに付き合うほど、気は長くない。
何も言わないサファイアの瞳は、断固として薬をつけることを認めてはいない。
それを見て、じれったくなったのかルビーは薬瓶をとりだし、栓を開けた。
そして、サファイアの右肩をつかんで。
「は、離して!!!!!!」
「大人しくしてて!!
確かに君と僕は会ったばかりだ!!信頼できないのもわかる!!
でも、君は今のままじゃ死ぬことになる!これから先、もっと重症を負ったらどうするつもりだ?!
折角助かった命だろ?!
今は生きることを考えろ!!」
半ば怒鳴りつけるようにして、サファイアの右肩をつかんだまま、揺さぶった。
ビクッ、と震え、サファイアは項垂れるようにして大人しくなった。
「大人しくしてれば、すぐに治してあげられるから・・・・・」
薬から漂ってくる匂いは、なぜか甘く、気持ちよくサファイアの鼻孔をくすぐった。
更に、普通の薬ならばとても染みるものなのに、なぜか痛みは全くない。
「な・・・んね・、これ・・・・・」
「木の実から搾り出した果汁を、それぞれ混ぜ合わせて作った、天然の血止めだよ。
一番体には、なじみやすいから・・・・」
丁寧に傷口に塗りこみ、最後は包帯で巻く。
包帯で腕を固定しているので、動かしづらいのかなれないのか。何度も手を握ったり腕を振ったりと、落ち着かない。
やがて、ふわり、と立ち上がり外を向いた。
薄暗い、裏道。表はざわざわと騒がしく、陽の光も当たり、明るい世界。
自分たちが今いるのは、じめじめとし、表の雑音がかすかに入る闇に支配された、負の世界。
「・・・・私は・・・・外の世界ば慣れとらん。
やけ、アンタに頼るしかなか・・・・・」
ふ、と淋しげに笑った気がしたのは、気のせいだっただろうか。
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ふごあああああああああああああああああああああああああっっっっ!!!
ちょっ…なんてこった…
大量出血で今にもくたばりそうです☆←
黄歌さまが1周年のお祝いに我が家のパラレルのルサを書いてくださいました!!!!
なんですかこの輝きは!!
ああ…もうなんかコレでいいよ、コレで完結しちゃおうよパラレル←
ほんとに大興奮でした!!1年サイトやっててよかった…!!
改めまして黄歌サマ、ホントにありがとうございました!!!